睡眠

【夜間頻尿が治った体験談】若い方・高尿酸血症で水分摂取が多い方・よくトイレに行っている方へ

尿酸値が高めの方で普段水を多く飲んでいる場合、30代や40代と若くても夜にトイレで起きてしまう方も多いのではないでしょうか?

普段、おしっこがあまり溜まっていないのにトイレに行っている方は注意が必要です。

私は尿酸値が高めで水をかなり多めに飲んで、尿酸値を下げようと頑張っていましたが、夜にトイレに起きることが多くなってしまいました。30代なのに夜中に2回もトイレに行くこともありました。

そこで、夜間頻尿について色々と情報を収集し、改善したところ、今は夜にトイレに起きることがかなり少なくなりました。

夜間頻尿は色々と怖いことも分かりましたので、共有したいと思います。

早速ですが、私の改善した点は以下の三点です。

  • 「トイレに少し行きたいなぁ」と感じても、もう少し我慢して、尿がしっかり溜まってからトイレに行く。
  • 当たり前ですが、寝る前に多くの水分を取らない。
  • ウォーキングをする。

それでは、詳しく見ていきましょう。

参考にした本、HP

※1 夜中のトイレに起きない方法 2021/7/4 平澤精一 (著)

※2 夜間頻尿診療ガイドライン 第2版 2020年 (こちら

※3 東京泌尿器科クリニック上野HP(こちら

※4 関西医大HP 「第10回市民公開講座 (2008) 男女ともに見られる尿漏れ、頻尿」

※5 NHK 試してガッテン 「朝までぐっすり快眠!夜、トイレに起きないための新秘策

夜間頻尿とは

夜間、排尿のために1回以上起きなければならない症状を夜間頻尿といいます。加齢とともに頻度が高くなります。夜間頻尿は、日常⽣活において支障度の高い(困る)症状です。

夜間頻尿のリスク

夜間頻尿を調べていると色々と怖いリスクが書いてありました:

①慢性的な睡眠不足、疲れ、うつ、イライラ

1日2回以上夜間にトイレで起きることがあれば旅行の睡眠を阻害し、睡眠の質が低下してしまいます。

このことが、疲れ鬱イライラに繋がってきます。※1

②死亡率のアップ

夜間頻尿診療ガイドライン 第2版※2より

「国内外の疫学調査の結果から,2 回あるいは 3 回以上の夜間頻尿があると転倒や骨折の リスクが高くなり,死亡率も増加することが報告されている。一方,排尿日誌に基づいて 夜間頻尿と死亡率との関係を調査した報告では,2 回以上の夜間頻尿があっても死亡率と は関連しないことも報告されている。  排尿日誌と思い起こしによる夜間排尿回数とは必ずしも一致しないことから,夜間頻尿 に伴うリスクに関する疫学調査の結果の解釈には,注意が必要である。」

130歳以上生きることを目標にしていますので、死亡率という言葉には敏感です笑

③転倒リスクの増大

70 歳以上の高齢者を対象とした国内の縦断的コホート研究(平均年齢 76 歳)では,2 回以上の夜間頻尿がある高齢者では夜間排尿回数 1 回以下の高齢者に比べて,すべての骨折のリスクが 2.01 倍,転倒による骨折のリスクが 2.2 倍であった。

夜間頻尿診療ガイドライン第2版(※2)で下記論文よりの引用:

Nakagawa H, Niu K, Hozawa A et al. Impact of nocturia on bone fracture and mortality in older individuals: a Japanese longitudinal cohort study. J Urol 2010; 184: 1413 –1418

夜間頻尿の意外な原因

夜間頻尿は様々な原因が複合的に関連して起こると言われています。

私の場合、普段、尿があまり溜まっていないのに、トイレに頻繁に行くことが一つの原因でした。

私は小さい頃から、「おしっこを溜めすぎると体に悪い」と思っていましたので、尿が溜まりすぎる前に、よくトイレに行っていました。

さらに、大人になってからは、尿酸値が高いため頻繁に水分をとっていましたので、トイレに行く回数も知らぬ間にかなり多くなってしまっていました。

このような生活を送っていたところ、夜間にトイレに行くことが多くなってしまいました。

尿が溜まっていないのに頻繁にトイレに入っていると膀胱に貯めることが出来る尿の量がどんどん少なくなってきます。

正常な膀胱の容量の300mLくらいまでたまらずに、100mLとか200mLでトイレに行ってしまうと、膀胱を限界まで膨らませることがありません。そうなると膀胱は怠けて小さくなって、100mLで行きたいとなり、それを繰り返していると、さらにどんどん小さくなります。精神的な原因で頻尿がある方には膀胱が小さくなっている方がいます。しかし、これは膀胱を膨らませる訓練をすることで解消できます。※4

改善策

改善策①膀胱訓練

そこで登場するのが膀胱訓練です。

私の場合、こちらはかなり効果がありました。

やり方:

  • 尿意を感じたらすぐトイレに行かず、尿を膀胱に貯める練習をします。
    ⇒排尿間隔を延長、機能的膀胱容量を大きくする。尿を長く溜められるようになる。
  • ガマンしすぎると膀胱炎になったりするので、注意しましょう。

(東京高輪病院「日常生活で工夫できること」より→こちら

改善策②飲水制限

こちらも私にはかなり効果がありました。

  • 起床時から夕方までは、いつも通り水分を摂取する 
  • 夕方6時頃から就寝までは、飲水を控える(喉を潤す 程度に・・) 
  • 脳梗塞予防で水分摂取は大切であるが、夜間多尿と いうことは体内で水分が足りている
  • 多飲はしない

高輪病院「日常生活で工夫できること」より→こちら

改善策③ウォーキング

下半身のむくみも夜間頻尿の原因になります。下半身がむくんでいると、夜寝転んだ時に下半身に溜まっていた水が上半身に戻ってきます。そうすると腎臓の血流が上がるため、尿の量も増えます。

そこで普段はよく歩くようにし、あまり歩いていないときは、つま先立ちとかかと立ちを繰り返す「ふくらはぎ体操」をして、ふくらはぎのむくみを取っています。

ただし、運動の効果は気休めかもしれません。しかし、自分では効果があったと感じていますので、続けていこうと思っています。

また、私はあまり効果が感じられなかったのですが、むくみを取るために「足上げ」という方法もあるようです。ためしてガッテンでやっていましたが、かなり効果がある人もいるようです。※5

以上、私が試して効果があった方法を記載しました。

私はほぼ毎日1回は夜中にトイレに行っていましたが、こちらの改善策を実施してからは、夜中にトイレに起きることが週に1回以下になりました。

ストレスが原因のときがあります。

因みに、若い方の頻尿では、ストレスにより膀胱の中に尿を貯めこむ力が低下してしまっている神経性頻尿が多いそうです。

原因がこれといって見つからないのですがストレスにより膀胱の中に尿を貯めこむ力が低下してしまっているのです。こちらの場合も、膀胱訓練が有効になります。もちろん生活環境を変えてストレスを取り除けば飲尿が改善することがあるようです。

まとめ

若い方、尿酸値が高い方の夜間頻尿の意外な原因と私に効果があった改善法

  • 原因①:尿が膀胱に十分溜まる前に頻繁にトイレに行ってしまうこと
    →トイレに行きたくなっても少し我慢して膀胱に尿が溜まってからトイレに行くようにする。
  • 原因②:水分の摂りすぎ。
    →水分補給はほどほどに、多量の水分補給はしない。
    特に、午後6時以降に水分を大量に取らない。(喉を潤す程度)
  • 原因③:下半身のむくみ。
    →ウォーキングを十分にする

以上、参考になれば幸いです。

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